今年もやりました!「高齢ろう者 × アートプロジェクト」
デフパペットシアターひとみさんとのコラボ企画。
デフパペさんとはご縁あって3年前からのお付き合いになります。
1年目は、桃の利用者さんの幼少期の話を基にデフパぺさんが劇を作り、演じ、
私たちは鑑賞させていただくだけのもでした。
2年目は、桃の利用者さんのこれまでの人生の話(ろう学校でのできごと、
ろう者の結婚、子育ての問題、ろう者の仕事のことなど)を基に
デフパぺさんと一緒に人形を作り、一緒に舞台に立ち、一緒に演じる、
という形でした。
そして、今回3年目は、、、、
「浦島太郎 桃バージョン」
おなじみの昔話に桃の利用者さんの実体験を織り込んだオリジナルバージョンに
台本を書き換え、デフパぺさんと一緒に人形を作り、一緒に舞台に立ち、
一緒に演じる、という形でおこなわれました。
桃の利用者さんの意見がたくさん織り込まれています。
そして、桃の利用者さんの個性がたくさん演技として表現されました。
直前ギリギリまで、内容や人形の動かし方が定まらないなか、本番を迎えました。。。
ドキドキ、ヒヤヒヤしていたのはスタッフだけです。
舞台の裏では、利用者さんみなさん冗談を言い合ったり、普段通りのおしゃべりを
したり、誰一人緊張していないんですよね。。。
そして、舞台に登場した瞬間、たくさんのお客様!まぶしい照明!
表情や動きが固まってしまうのではないか。。。と思うような状況で
なんとも堂々としているではないですか!!!
しかも、先ほど舞台裏で冗談で言っていた演技を織り込んでみたり、
舞台裏で次の出演者の着替えが間に合わない状況を知り、アドリブでセリフを
引き延ばしたり、
みなさんがとても楽しそうに、生き生きと、堂々と発表されている姿を見て
舞台袖でスタッフたちの方が涙ウルウルしてしまいました。
こんな素敵な企画を桃へ持ちかけてくださったデフパぺさん、本当にありがとうございました。
そして、当日会場へ足を運んでくださったお客様のみなさま、ありがとうございました。
そんなこんなで、7月は人形劇の準備、練習、リハーサル、本番…と
あっというまに過ぎていきました。
忙しかったけど、桃のみんなでひとつのものを作り上げた!という達成感は
ハンパないです。
みなさんのおかげで無事に終えることができて幸せです。
これからどんどん暑くなっていきます。
水分補給をしながら8月も乗り越えます。
by.イとウ
